シリコンバレー発祥、戦略的トーク術はエレベーターの中で鍛える!

「エレベーターピッチ」をご存じですか?

アメリカのビジネスパーソンなら誰もが知る「エレベーターピッチ」とは、エレベーターで、交渉や営業先の相手にばったりと遭遇した時に、相手がエレベーターを降りるまでの間に確実に口説き落とすため即座に行う、超短時間スピーチのことです。皆さんがそのような場面に遭遇したら、即座に「エレベーターピッチング」を行う自信はありますか……?

もともとは、シリコンバレーで、スタートアップが投資家にプレゼンする際に使われたスキルが発祥で、1分間で事業の説明ができなければ投資を受けることができない、といわれています。しかしながら、営業時、交渉時はもちろんのこと、ミーティングでの発言、展示会などでの営業トーク、就職活動時の自己PRなども、いわば「エレベーターピッチ」のようなものです。たった数分のうちに納得と共感を引き出す、戦略的トーク術が、「エレベーターピッチ」なのです。

簡潔・簡明・簡略なエレベーターピッチは、普段の会議でも使うべし!

例えば、忙しい上司に対して何か提案をしたい時。プロジェクトミーティングで、問題点やソリューション案を伝えたい時。通常ミーティングで、先週の成果を端的にアピールしたい時。エレベーターピッチは、普段でも使えるシチュエーションが多々あります。

想像してみてください。

自分が忙しい時に、グダグダと話が長く、論点も見えないような話し方をする人がいますよね? 「だから何が言いたいの?」とイライラしてしまいませんか?

また、その人に対して、「この人は仕事ができない人間だ」「面倒くさい人間だ」という印象も持ってしまうことでしょう。

常日頃から、エレベーターピッチ手法でコミュニケーションを取っていくことは、最短の時間で最大の効果を上げるため、プレゼンの成功のみならず、仕事効率や生産性も上がるのです。

しかし、短く簡潔に伝えるだけでは、人の心を動かすことはできません。聞き手視点で、聞き手の感性に響く内容とストーリーを組み立ててこそ、相手に伝わるエレベーターピッチができるのです。

それは「訓練により必ず習得しうるスキル」です。

人が説得されるためのメカニズムを知り、そしてあらゆる場面に汎用性がある、「PREP」などの万能な「型」を使って訓練を繰り返せば、エレベーターピッチの上達も瞬く間です。

信元 夏代のセミナー:
Breakthrough Speaking「白熱教室」
2018年5月26日(土)
インターアクティブなレクチャーや討議、演習、丁寧な個別フィードバックを交えて進められるエレベーターピッチ術の特別ワークショップ。